TOPIK I 1級・2級

TOPIK I読解の出題形式と解き方

TOPIK Iの読解は、難しい文章を長く読む試験ではありません。短い文から必要な情報を取り、案内文や長文では条件と流れを落とさないことが大切です。

40問を全部訳そうとしない

TOPIK Iの読解は40問・60分です。時間だけ見ると余裕がありそうですが、 1問ずつ日本語に訳していると、後半の実用文や長文で急に苦しくなります。

短い問題は、本文と選択肢の対応を早く見つける。長い問題は、最初に話題と結論を取る。 この意識だけでも読み方が変わります。知らない単語が一つあっても、全体の流れが見えていれば解ける問題は少なくありません。

短文は、話題を決めてから選択肢を見る

1級相当の短文では、答えの手がかりが本文の中にかなり素直に出ます。 曜日、場所、食べ物、家族、学校のような語が見えたら、まず何の話かを決めます。

そのうえで選択肢を読みます。本文と同じ単語があるかだけでなく、同じ意味を別の言い方で表していないかも見ます。 短文で迷いすぎると後半の時間が減るので、根拠が取れたら進むのも大切です。

空欄補充は、前後の自然さを見る

空欄補充では、文法だけでなく、前後の語と自然につながるかを見ます。 雨が降っているなら傘、飛行機に乗るなら空港、会議前なら資料を準備する、というように、 場面から無理のない語を選ぶ問題が多くなります。

迷った時は、空欄に選択肢を入れて一文で読んでみます。意味だけを見ると合っていそうでも、 動詞と名詞の組み合わせが不自然なら外します。TOPIK Iでは、こうした基本的な組み合わせの感覚がよく問われます。

実用文は、条件を落とさない

案内文、広告、メモでは、時間、場所、対象者、禁止事項、例外条件がよく問われます。 文章全体をきれいに訳すより、「何時から」「どこで」「誰が」「何をすればよいか」を拾う読み方が向いています。

特に、ただし、除外、以降、前まで、予約した人だけ、のような条件は点差が出る場所です。 韓国語では 단, 이후, 전까지, 예약한 사람 などの周辺を丁寧に見ます。

内容一致は、本文にあることだけで判断する

内容一致・内容不一致の問題では、選択肢が自然に見えても、本文に書かれていなければ選びません。 「ありそう」ではなく「本文にあるか」で決める問題です。

数字や曜日だけを変えた選択肢、理由と結果を逆にした選択肢、本文の一部だけに合う選択肢には注意します。 見直しでは、正解の根拠になる本文の一文を探してみてください。根拠を指で押さえられない場合は、 なんとなく選んでいる可能性があります。

長文は、話題と結論を先に取る

2級相当の長文では、すべての単語を訳そうとすると時間が足りません。 まず、何について書いているか、筆者はよいと言っているのか困っているのか、 最後にどんな結論に向かっているのかを見ます。

中心内容の問題では、細かい一文だけに合う選択肢より、文章全体をまとめている選択肢を選びます。 内容一致では、本文に書かれていない「いつも」「必ず」「全て」のような強い表現に注意します。

並べ替え・文挿入は、つながりを見る

並べ替えや文挿入では、文の意味だけでなく、前後のつながりを見ます。 代名詞、接続表現、時間の流れ、理由と結果、同じ名詞の繰り返しが手がかりになります。

たとえば 그래서, 그리고, 하지만 のような表現は、前にどんな内容が来るかを教えてくれます。 先に選択肢だけで順番を決めようとせず、本文の流れに戻して自然につながる位置を探します。

伸び悩む時は、原因を分ける

読解の点数が伸びない原因は一つではありません。知らない単語が多いのか、 文法の形は分かるのに意味が取れないのか、意味は取れるのに時間が足りないのかで対策が変わります。

単語で止まるなら短文と実用文へ戻ります。文法で迷うなら空欄補充を重点的に解きます。 時間が足りない場合は、10問演習で1問ごとの迷い方を減らしてから、読解模試で全体の配分を確認します。

次に読む・使う